相続した車の自賠責保険、名義変更や解約はどうすればいいのか気になっていませんか?
ご家族が亡くなった後、車に関する手続きは想像以上に多く、保険のことまで気が回らないのは当然のことです。
この記事では、相続した車の自賠責保険の名義変更・解約の手順と必要書類をわかりやすく解説します。
結論から言えば、自賠責保険は「車」に紐づく保険なので、名義変更しなくても補償自体は有効です。ただし、いずれは手続きが必要になりますので、流れを押さえておきましょう。
自賠責保険は名義変更しなくても補償は有効
まず最も大切なポイントをお伝えします。
自賠責保険は「人」ではなく「車」にかかる保険です
そのため、所有者や契約者が亡くなっても、車両に対する補償はそのまま継続されます。名義変更をしていなくても、万が一事故を起こした場合に自賠責保険の補償は適用されます。
ただし、以下の理由から名義変更または解約の手続きは必要です。
- 車を乗り続ける場合 → 名義変更しておかないと、保険金請求時の手続きが煩雑になる
- 車を売却・廃車にする場合 → 解約すれば残り期間分の保険料が返金される
- 任意保険の手続きにも影響するため、早めの対応が望ましい
自賠責保険と任意保険の違い
車の保険には「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。相続時の手続きが異なるため、違いを簡潔に整理しておきます。
自賠責保険は車に紐づくため名義変更前でも補償が継続しますが、任意保険は契約者(人)に紐づくため、早めに保険会社へ連絡して契約者変更の手続きを行うことが大切です。
自賠責保険の名義変更の手順と必要書類
車を乗り続ける場合は、自賠責保険の名義変更(権利譲渡手続き)を行いましょう。手続きは保険会社の窓口で行います。
名義変更の手順
自賠責保険証明書で保険会社を確認
車に保管されている自賠責保険証明書を探し、引受保険会社を確認します。証明書は車検証と一緒にグローブボックスに入っていることが多いです。
保険会社に連絡する
保険会社のカスタマーセンターに電話し、「契約者が亡くなったので名義変更をしたい」と伝えます。必要書類や手続き方法を案内してもらえます。
必要書類を準備して提出
指定された書類を揃えて、保険会社の窓口または郵送で提出します。通常、書類に不備がなければ数日〜1週間程度で手続きが完了します。
名義変更に必要な書類
- 自賠責保険証明書(原本)
- 自賠責保険承認請求書(保険会社所定の用紙)
- 契約者(故人)の死亡が確認できる書類(戸籍謄本・除籍謄本など)
- 新しい契約者(相続人)の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 新しい契約者の印鑑
保険会社によって必要書類が若干異なる場合がありますので、事前に電話で確認しておくとスムーズです。
自賠責保険を解約する場合(売却・廃車)
相続した車を売却する場合や廃車にする場合は、自賠責保険を解約できます。
解約すると、残りの保険期間に応じて保険料の一部が返金されます。
解約の条件
自賠責保険の解約には、車の登録を抹消していること(一時抹消登録・永久抹消登録)が必要です。
車の登録が残ったまま自賠責保険だけを解約することはできません(自賠責保険は法律で加入が義務づけられているため)。
解約の手順
車の抹消登録を行う
運輸支局(普通車)または軽自動車検査協会(軽自動車)で、一時抹消登録または永久抹消登録の手続きを行います。
保険会社に解約の連絡をする
自賠責保険証明書に記載の保険会社に電話し、「車を抹消登録したので解約したい」と伝えます。
必要書類を提出する
書類を窓口または郵送で提出します。手続き完了後、残り期間分の保険料が返金されます。
解約に必要な書類
- 自賠責保険証明書(原本)
- 登録事項等証明書(抹消登録の証明として)
- 契約者(故人)の死亡が確認できる書類(戸籍謄本など)
- 相続人の本人確認書類・印鑑
- 返金先の口座情報
返金額の目安
自賠責保険の返金額は、解約日から保険満了日までの残り月数に応じて計算されます。
日割りではなく月単位での計算となるため、手続きが遅れるほど返金額は少なくなります。早めの手続きがおすすめです。
車の売却時は保険の手続きもまとめてサポート
相続した車を売却する場合、自賠責保険の解約だけでなく、名義変更・任意保険の手続きなどやることが重なります。
相続車の窓口では、車の売却に伴う各種手続きもまとめてサポートしています。
「保険の手続きまで手が回らない」「何からやればいいかわからない」という方も、まずは今の状況をお聞かせください。
よくある質問
自賠責保険の名義変更をしなかったらどうなりますか?
補償自体は車に紐づいているため、名義変更をしなくても事故時の補償は有効です。ただし、保険金の請求手続きが煩雑になったり、車検の更新時にスムーズに進まないことがあります。車を乗り続けるなら、早めに名義変更しておくのが安心です。
自賠責保険証明書が見つからない場合はどうすればいいですか?
自賠責保険証明書を紛失した場合は、加入している保険会社に連絡すれば再発行が可能です。保険会社がわからない場合は、車検を受けた整備工場やディーラーに問い合わせると確認できることがあります。
自賠責保険の解約返金はいくらくらいですか?
返金額は残りの保険期間によって異なります。たとえば、24か月契約で残り12か月の場合、数千円〜1万円程度が目安です。金額は保険会社に確認すると正確にわかります。月単位での計算のため、早めの手続きがおすすめです。
車を売却する場合、自賠責保険の手続きは自分でやる必要がありますか?
買取業者に売却する場合、自賠責保険の手続きは業者側で対応してくれるケースがほとんどです。当社でも、売却に伴う保険関連の手続きをサポートしていますので、ご自身で手続きする必要はありません。
まとめ
相続した車の自賠責保険について、ポイントを整理します。
- 自賠責保険は車に紐づくため、名義変更前でも補償は有効
- 車を乗り続ける場合は、保険会社で名義変更の手続きを
- 車を売却・廃車にする場合は、抹消登録後に解約すれば返金あり
- 任意保険は人に紐づくため、別途すみやかに契約者変更が必要
手続き自体は難しくありませんが、相続に伴う書類の準備や他の手続きと並行するのは負担が大きいものです。
一人で抱え込まず、わからないことがあればお気軽にご相談ください。
相続した車のこと、
一人で抱え込まなくて大丈夫です
「まだ何も決まっていない」「書類が足りない」という段階でもご相談いただけます。
まずは今の状況をお聞かせください。一緒に整理するところから始めましょう。
※ 相談は無料です。売却を決めていない段階でもお気軽にどうぞ。


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