「相続した車の名義変更って、いつまでにやればいいの?」「車検が切れているけど売れる?」──相続した車について、わからないことは尽きません。
このページでは、相続車に関するよくある質問を20問、Q&A形式でまとめました。手続き・名義変更・売却・税金・特殊ケースの5つのカテゴリに分けて、一つずつ丁寧にお答えします。
気になる質問をタップすると回答が開きます。すべて読む必要はありません。今のあなたに必要な情報だけ、確認してみてください。
手続き全般についてのよくある質問(5問)
相続した車のことは、まずどこに相談すればいい?
相続車の手続きは内容によって相談先が異なります。名義変更は運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)、相続税は税務署、遺産分割は弁護士・司法書士が窓口です。
ただし、「まず何をすべきかわからない」という段階であれば、相続車の売却・手続きを一括対応できる専門業者に相談するのが効率的です。当窓口でも、書類集めから売却完了まで一貫してサポートしています。
相続した車の手続きに期限はある?
名義変更自体に法律上の期限はありません。ただし、放置するほどリスクが大きくなります。
自動車税は毎年4月1日時点の名義人に課税されるため、故人名義のまま放置すると届かない納税通知書が発生します。また、相続人が増える(二次相続)と手続きが複雑化します。目安としては、相続発生から2〜3ヶ月以内に方針を決めるのが安心です。
相続した車の手続きにかかる費用はどれくらい?
自分で行う場合、名義変更の手数料は500円程度(移転登録手数料)です。ただし、車庫証明の取得費用(2,500〜2,800円程度)や、ナンバー変更が必要な場合のプレート代(1,500円前後)などが別途かかります。
行政書士やディーラーに依頼する場合は、代行手数料として1〜3万円が上乗せされるのが一般的です。
相続した車の手続きは自分でもできる?
はい、自分で行うことも可能です。運輸支局(普通車)や軽自動車検査協会(軽自動車)に必要書類を持参すれば、窓口で手続きできます。
ただし、戸籍謄本の収集・遺産分割協議書の作成・車庫証明の取得など、事前の準備に手間がかかるのが実情です。「平日に時間が取れない」「書類の集め方がわからない」という場合は、専門業者への依頼も選択肢です。
手続きの代行を頼むことはできる?
できます。名義変更の代行は行政書士やディーラー、車買取業者などが対応しています。
売却を前提とする場合は、買取業者に依頼すると名義変更・廃車手続き・書類サポートまで一括で対応してもらえることが多く、費用面でも効率的です。当窓口では、書類の取り寄せ方のご案内から名義変更・売却手続きまで、すべてサポートしています。
名義変更についてのよくある質問(4問)
名義変更しないまま放置するとどうなる?
故人名義のまま放置すると、主に以下のリスクがあります。
- 自動車税の納税通知書が届かない(届出先不明のまま課税が続く)
- 任意保険の補償が受けられない可能性がある
- 事故を起こした場合、保険金が支払われないケースがある
- 時間が経つと相続人が増え、手続きが複雑化する
「乗るつもりがないから」と放置しても、所有者責任はなくなりません。早めに方針を決めることが大切です。
名義変更に必要な書類は?
普通車の場合、一般的に以下の書類が必要です。
- 故人の戸籍謄本(出生から死亡まで)
- 相続人全員の戸籍謄本
- 遺産分割協議書(相続人全員の実印押印)
- 新所有者の印鑑証明書
- 車検証
- 車庫証明
車の評価額が100万円以下の場合は、遺産分割協議書の代わりに「遺産分割協議成立申立書」が使え、相続人代表者1名の押印だけで手続きできます。
軽自動車の名義変更は普通車と何が違う?
軽自動車の名義変更は普通車よりも手続きが簡単です。主な違いは以下の通りです。
- 手続き先が軽自動車検査協会(運輸支局ではない)
- 遺産分割協議書が不要(申請依頼書で代用可能)
- 印鑑証明書が不要(認印でOK)
- 車庫証明は地域によって不要
必要書類が少ないぶん、自分で手続きしやすいのが軽自動車の特徴です。
遠方にある車の名義変更はどうすればいい?
遠方にある相続車でも、現地に行かずに手続きする方法はあります。
名義変更の手続き自体は、新しい所有者の住所地を管轄する運輸支局で行えます。車の引き取りは、陸送業者に依頼するか、出張対応の買取業者に引き取ってもらう方法が一般的です。
当窓口では、全国どこにある車でも引き取り対応しています。まずはお車の所在地をお知らせください。
売却についてのよくある質問(4問)
相続した車の査定額・相場はどうやって調べる?
相続車の査定額は、車種・年式・走行距離・状態によって大きく異なります。中古車相場サイトで目安を調べることはできますが、実際の金額は現車を見ないとわかりません。
正確な金額を知るには、買取業者に査定を依頼するのが確実です。当窓口では、お車の情報をお伝えいただければ、概算の買取金額をお伝えしています。
車検が切れている相続車でも売れる?
はい、車検切れでも売却は可能です。車検を通す必要はありません。
むしろ、車検費用(10〜15万円程度)をかけて通しても、その分だけ査定額が上がるとは限りません。車検切れのまま引き取ってくれる業者に依頼するのが経済的です。
動かない車(不動車)でも売れる?
動かない車でも買取は可能です。エンジンがかからない、バッテリーが上がっている、長期間放置していた、といった車でも、パーツや素材としての価値があるため、値段がつくケースは少なくありません。
引き取りにはレッカーや積載車が必要ですが、多くの買取業者がレッカー費用を無料で対応しています。当窓口でも不動車の引き取りに対応しています。
ローンが残っている車でも売れる?
ローン残債がある場合、車検証の所有者欄がローン会社やディーラー名義になっていることが多く、そのままでは売却できません。
まずは残債を確認し、ローン会社に連絡して「所有権解除」の手続きを行う必要があります。残債が車の売却額で相殺できるケースもありますので、まずは査定を受けてみるのも一つの方法です。
税金・保険についてのよくある質問(4問)
相続した車に相続税はかかる?
車も相続財産の一つなので、相続税の課税対象になります。ただし、相続税には基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)があり、遺産総額がこの範囲内であれば相続税はかかりません。
車の評価額は、一般的に中古車市場の取引価格(時価)で算定されます。年式が古い車や過走行車は評価額が低くなるため、相続税への影響は限定的なケースが多いです。
故人名義のままだと自動車税はどうなる?
自動車税は毎年4月1日時点の所有者(名義人)に課税されます。故人名義のまま放置すると、納税通知書が届かないまま税金が発生し続けます。
相続人には納税義務が引き継がれるため、滞納扱いになる可能性があります。乗らない車であっても、早めに名義変更または抹消登録(廃車)の手続きをしましょう。
故人の任意保険はどうすればいい?
故人が加入していた任意保険は、被保険者が死亡した時点で補償の対象外になる可能性があります。故人名義の車に乗り続ける場合は、速やかに保険会社に連絡し、名義変更または新規加入の手続きが必要です。
なお、同居の親族であれば等級(ノンフリート等級)を引き継げる場合があります。保険会社に確認してみてください。売却予定の場合は、保険の解約手続きも忘れずに行いましょう。
相続した車を売却したら確定申告は必要?
通勤や日常生活で使っていた車(生活用動産)の売却であれば、原則として確定申告は不要です。譲渡所得の課税対象にはなりません。
ただし、1台あたり30万円を超える貴金属・骨董品と同様に、趣味・レジャー用の高級車は課税対象になる可能性があります。判断に迷う場合は、税務署や税理士にご確認ください。
特殊ケースについてのよくある質問(3問)
相続放棄した場合、車はどうなる?
相続放棄をすると、その車に対する所有権を一切取得しません。名義変更も売却もできなくなります。
ただし、相続放棄をしても「管理義務」が残る場合があります(民法940条)。車が他人の土地に放置されているなど、第三者に迷惑がかかる状態であれば、相続財産清算人の選任を家庭裁判所に申し立てる必要が出てくることもあります。
相続放棄を検討中の方は、車の処分(売却・廃車)を先に行ってしまうと「単純承認」とみなされ、放棄できなくなることにご注意ください。
所有者が認知症の場合、車の手続きはできる?
所有者が認知症で判断能力が不十分な場合、本人名義での売却・名義変更は原則としてできません。
この場合、家庭裁判所に「成年後見人」の選任を申し立て、後見人が本人に代わって手続きを行う必要があります。成年後見の申し立てには数ヶ月かかることもあるため、早めの対応が重要です。
なお、所有者が亡くなった後の相続手続きであれば、通常の相続の流れで名義変更・売却が可能です。状況に応じた対応方法をご案内しますので、お気軽にご相談ください。
相続人が複数いる場合、車はどうやって分ける?
車は不動産と違って物理的に分割できないため、相続人全員で話し合い(遺産分割協議)を行い、誰が車を取得するかを決める必要があります。
主な方法は以下の3つです。
- 一人が取得する:代表相続人が車を引き継ぎ、他の相続人に代償金を支払う
- 売却して分配する:車を売却し、代金を相続人で分ける(換価分割)
- 共有名義にする:全員の共有にする(ただし、売却時に全員の同意が必要になるため非推奨)
実務上は「売却して代金を分配する」方法がトラブルになりにくく、おすすめです。
まとめ:一人で悩まず、まずはご相談ください
相続した車の手続きは、名義変更・税金・保険・売却と、考えることが多岐にわたります。この記事では20の質問にお答えしましたが、実際の状況はお一人おひとり異なります。
「自分のケースはどうなんだろう?」と思ったら、一人で抱え込まず、専門家に相談してみてください。相続車の窓口では、まだ何も決まっていない段階からご相談いただけます。
相続した車のこと、
一人で抱え込まなくて大丈夫です
「まだ何も決まっていない」「書類が足りない」という段階でもご相談いただけます。
まずは今の状況をお聞かせください。一緒に整理するところから始めましょう。
※ 相談は無料です。売却を決めていない段階でもお気軽にどうぞ。

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